梁羽生

梁羽生(りょう うせい)は香港の小説家で、現代の武功小説の開祖といわれる。武功ブームは彼の最初の武功小説「龍虎闘京華」より始った。

金庸の同様に歴史上の人物をうまく創造性を盛り込みながら取り入れているが、金庸と比べ、より愛国的、民族的、古典的、伝統的といった印象であり、文体も比較的硬い印象である。

彼は1984年までに35作の武功小説を発表している。 中でも「天山系列」といわれる、明・清代を舞台とし天山派という武門の栄枯盛衰を描いた作品群は彼の代表作群として評価が高い。もっともその多くは未だ翻訳本が出ていないのが残念。

2009年1月22日、移住先のシドニーにて病没。享年84歳。

主な作品
  • 侠骨丹心
  • 萍踪俠影録(へいそうきょうえいろく) 
  • 白髪魔女伝(はくはつまじょでん) - ストーリー展開上「天山系列」の最初の作品
  • 七剣下天山(セブンソード)- 「天山系列」の最初の発表作品
  • 雲海玉弓縁