当サイトは、中国武功もの、主に金庸、梁羽生と古龍の小説、テレビドラマや映画のDVDをまとめたサイトです。
対象は武功もの初心者〜中級者で、中国の武功ものってたまに聞くけど一体何? いっぱいあるみたいだけど、どれから読んだら、どれから観たら良いの? そうした疑問にあまり詳細には立ち入らず、まずは単純に楽しむ、そのための道案内をしています。
かくいう管理人もそうで、何せ数が多いため最初はどこから手をつけて良いのか迷いました。とはいえ、DVDの絶対的な流通量が極端に少ないので、観たくなった時にすぐに見れるというわけにはいかないのが難点なのですが...
今ではDVDボックスを大人買いしたり、レンタル(本数が多いので月額レンタルがオススメ)したりして、週末や平日夜を使って短い間に一気に全話を観てしまうのがこの上ない楽しみのひとつになってます。
このサイトでまずはきっかけを作って、より深いマニアックな中国武功ものの世界に足を踏み出して頂けたら嬉しい限りです。
中国 武功もの まとめサイト
中国武功もの、主に金庸、梁羽生と古龍の小説、テレビドラマ、DVD、映画まとめサイト
三大家とは
武功小説自体がいつ始ったかは諸説あるものの、一般に現代の三大家といわれてるのは、金庸(きん・よう)、梁羽生(りょう・うせい)と古龍(く・るん)の3人。
香港で梁羽生がまず新聞に連載を始め、同僚の金庸もそれから数年後に連載を開始し、それが流行して台湾にも飛び火し古龍が、そして最終的にそのブームは中国大陸に広がっていくこととなった。
中国本土では一時、武功小説の出版が禁止されていたため流行が遅れていたが、今では小説だけではなくテレビドラマ・映画の効果もあり、武功ものは中国大衆文化のひとつに数えられるまでに広まっている。そしてそれらはやがて中国語圏だけでなく世界中からも注目されるにいたっている。
香港で梁羽生がまず新聞に連載を始め、同僚の金庸もそれから数年後に連載を開始し、それが流行して台湾にも飛び火し古龍が、そして最終的にそのブームは中国大陸に広がっていくこととなった。
中国本土では一時、武功小説の出版が禁止されていたため流行が遅れていたが、今では小説だけではなくテレビドラマ・映画の効果もあり、武功ものは中国大衆文化のひとつに数えられるまでに広まっている。そしてそれらはやがて中国語圏だけでなく世界中からも注目されるにいたっている。
金庸
金庸(きん よう)は香港の小説家で、武功小説最大の作家といわれ、中華圏では知らない人が居ないほどの人気をほこる。
彼の作品中には歴史上の人物も多数登場し娯楽小説でありながら歴史叙事を含んでおり、その確かな教養が窺い知れる。もっともそうした人物の多くには彼の豊かな想像性が加えられており、彼ならではの独自の世界を作り出している。
彼は1972年の断筆までに15の武功小説を発表しているが、そのうちの多くの作品がテレビドラマ、映画、漫画、ゲームなど各種媒体の原作となっている。
主な作品
彼の作品中には歴史上の人物も多数登場し娯楽小説でありながら歴史叙事を含んでおり、その確かな教養が窺い知れる。もっともそうした人物の多くには彼の豊かな想像性が加えられており、彼ならではの独自の世界を作り出している。
彼は1972年の断筆までに15の武功小説を発表しているが、そのうちの多くの作品がテレビドラマ、映画、漫画、ゲームなど各種媒体の原作となっている。
主な作品
梁羽生
梁羽生(りょう うせい)は香港の小説家で、現代の武功小説の開祖といわれる。武功ブームは彼の最初の武功小説「龍虎闘京華」より始った。
金庸の同様に歴史上の人物をうまく創造性を盛り込みながら取り入れているが、金庸と比べ、より愛国的、民族的、古典的、伝統的といった印象であり、文体も比較的硬い印象である。
彼は1984年までに35作の武功小説を発表している。 中でも「天山系列」といわれる、明・清代を舞台とし天山派という武門の栄枯盛衰を描いた作品群は彼の代表作群として評価が高い。もっともその多くは未だ翻訳本が出ていないのが残念。
2009年1月22日、移住先のシドニーにて病没。享年84歳。
主な作品
金庸の同様に歴史上の人物をうまく創造性を盛り込みながら取り入れているが、金庸と比べ、より愛国的、民族的、古典的、伝統的といった印象であり、文体も比較的硬い印象である。
彼は1984年までに35作の武功小説を発表している。 中でも「天山系列」といわれる、明・清代を舞台とし天山派という武門の栄枯盛衰を描いた作品群は彼の代表作群として評価が高い。もっともその多くは未だ翻訳本が出ていないのが残念。
2009年1月22日、移住先のシドニーにて病没。享年84歳。
主な作品
- 侠骨丹心
- 萍踪俠影録(へいそうきょうえいろく)
- 白髪魔女伝(はくはつまじょでん) - ストーリー展開上「天山系列」の最初の作品
- 七剣下天山(セブンソード)- 「天山系列」の最初の発表作品
- 雲海玉弓縁
古龍
古龍(く るん)は台湾の小説家。出身は香港だが後に台湾に移住。出生については諸説あるが、1985年9月21日に40台後半という若くして亡くなっている。
私生活も武功小説の世界に出てくる人物のような生活を送っていたとされ、酒、女、金と何かとトラブルも多かった。
金庸・梁羽生とは明らかに異なる作風で、その多くは歴史的背景は無視され、登場人物も架空の人物がほとんどである。その制約のなさゆえに、彼の作品に登場するのは独特で魅力的な人物が多く、それが彼の作品の面白さを一層引き立たせている。
古龍名義の小説は160ほどあるとされるが、本当に彼が手がけたのは60あまりだと言われている。小李飛刀シリーズ、陸小鳳シリーズや楚留香シリーズなど、多くのシリーズが存在するのもその特徴である。
主な作品
私生活も武功小説の世界に出てくる人物のような生活を送っていたとされ、酒、女、金と何かとトラブルも多かった。
金庸・梁羽生とは明らかに異なる作風で、その多くは歴史的背景は無視され、登場人物も架空の人物がほとんどである。その制約のなさゆえに、彼の作品に登場するのは独特で魅力的な人物が多く、それが彼の作品の面白さを一層引き立たせている。
古龍名義の小説は160ほどあるとされるが、本当に彼が手がけたのは60あまりだと言われている。小李飛刀シリーズ、陸小鳳シリーズや楚留香シリーズなど、多くのシリーズが存在するのもその特徴である。
主な作品
- 多情剣客無情剣 - 小李飛刀シリーズの開幕作
- 辺城浪子(へんじょうろうし)- 多情剣客無情剣の続編
- 陸小鳳伝奇(りくしょうほうでんき) - 陸小鳳シリーズ
- 天涯明月刀(てんがいえいげっとう/マジック・ブレード)
- 楚留香 蝙蝠伝奇(そりゅうこう こうもりでんき) - 楚留香シリーズ
射鵰英雄伝
射鵰英雄伝(しゃちょうえいゆうでん)は、金庸が武俠小説の大家として揺るぎない地位を築いた代表作。神鵰俠侶、倚天屠龍記へと続く、金庸の有名な射鵰三部作と呼ばれる一連のシリーズの開幕作である。モンゴルで育った漢人の若者が運命に翻弄されながらも、多種多彩なキャラクターと出会いながら成長していく壮大なスケールの武俠アドベンチャー。
その道中、丘処機は、江南七怪の異名を持つ7人の俠客集団と出会い、奇妙な勝負を持ちかける。郭・楊両夫人がいずれも身籠っているので、彼女たちを捜し出した後、産まれるてくる子たちをそれぞれ弟子にし、武芸を授け、2人が18年歳になったら試合をさせて、勝敗を決しようというものだった。
その頃、郭夫人の李萍はモンゴルに逃れて息子郭靖を生み、チンギス・ハーンの庇護の下に置かれていた。一方、楊夫人の包惜弱は、金の趙王完顔洪烈の王妃に迎え入れられ、生まれた息子楊康も、金の王子として育てられていた。数年後、江南七怪は、ようやくモンゴルで郭靖を捜し出し弟子とした。一方の丘処機も金の王子となった楊康を捜し出し弟子とする。最初こそ物覚えの悪さが悪江南七怪を悩ませていた郭靖ではあるが、次第に勢力を拡大するチンギス・ハーンの下、草原の勇者へと成長する。
18歳となった春、郭靖は約束の試合を果たすべく、中原へ向かい旅立つ。その道中、活発で賢い黄蓉とふとしたことから出会い、一緒に旅を続けるうちに次第に愛が芽生えていく。その後も中原にて多種多彩な人物と出会い、波乱万丈な人生を送りながら成長していくこととなる。
あらすじ
南宋の中期、義兄弟の契りを交わした二人の義士、郭嘯天と楊鉄心は、共に臨月の妻を持ち、杭州の牛家村で暮らしていた。ある日、全真教の道士・丘処機と出会い、意気投合し、生まれてくる子の名付けを託した。しかしその後、彼らが暮らす村は官兵に襲われ、両家は離散してしまう。自分を追って来た敵の仕業と悟った丘処機は連れ去られた2人の妻の行方を追う旅に出る。その道中、丘処機は、江南七怪の異名を持つ7人の俠客集団と出会い、奇妙な勝負を持ちかける。郭・楊両夫人がいずれも身籠っているので、彼女たちを捜し出した後、産まれるてくる子たちをそれぞれ弟子にし、武芸を授け、2人が18年歳になったら試合をさせて、勝敗を決しようというものだった。
その頃、郭夫人の李萍はモンゴルに逃れて息子郭靖を生み、チンギス・ハーンの庇護の下に置かれていた。一方、楊夫人の包惜弱は、金の趙王完顔洪烈の王妃に迎え入れられ、生まれた息子楊康も、金の王子として育てられていた。数年後、江南七怪は、ようやくモンゴルで郭靖を捜し出し弟子とした。一方の丘処機も金の王子となった楊康を捜し出し弟子とする。最初こそ物覚えの悪さが悪江南七怪を悩ませていた郭靖ではあるが、次第に勢力を拡大するチンギス・ハーンの下、草原の勇者へと成長する。
18歳となった春、郭靖は約束の試合を果たすべく、中原へ向かい旅立つ。その道中、活発で賢い黄蓉とふとしたことから出会い、一緒に旅を続けるうちに次第に愛が芽生えていく。その後も中原にて多種多彩な人物と出会い、波乱万丈な人生を送りながら成長していくこととなる。
天龍八部
天龍八部(てんりゅうはちぶ)は、金庸自信が最も愛するとして名高い傑作。
11世紀末宋代の中国大陸を舞台に、契丹人でありながら漢人として育てられた悲劇の英雄 蕭峯(しょうほう)(丐幇に居た頃は喬峯(きょうほう))、雲南大理国の武芸嫌いながら数々の絶技を身につけてしまう王子 段誉(だんよ)、心ならずも戒律を破ってしまう少林寺の僧 虚竹(ちこく)、古の大燕国の末裔で、一族の悲願である王朝復興を夢見る貴公子 慕容復(ぼよう ふく)の4人の若者を中心に*、親の世代が残した確執に運命を翻弄される若者たちの生き様を描いた群像劇。
* ただし、テレビドラマでは義兄弟の契りを交わす前三者に焦点があてられ、慕容復は主役から外されている。
学問を好み、争いごとを好まない雲南大理の王子段誉は、段家家伝の武術の修得をかたくなに拒んで家出していた。しかし、江湖のいざこざに巻き込まれ、様々な事件や人物と関わっているうち、偶然にも逍遥派の絶技を身につけ、習得を嫌がった家伝の「六脈神剣」までも習得してしまう。
同じ頃、義侠を尊ぶ物乞い集団丐幇は江湖最大の勢力で、その幇主喬峯(後に蕭峯と改める)は、義を重視し腕も立つため丐幇の人々から信頼されていた。しかし、自らも知らされなかったが実は契丹人であった。突如大規模な陰謀と共にその出生の秘密が明かされたことで全てを失うこととなる。
菜園に捨てられた孤児だった少林寺の僧虚竹は、いまだ修行中の坊主。ある時、使いに出されて初めて寺の外に出るが、ひょんな事から心ならずも逍遥派の掌門に指名されてしまい、更にある少女を救ったことから、僧侶として歩むはずだった人生が大きく狂い始める。
宋朝より遡ること数百年前に滅んだ大燕国の末裔たる慕容復は、家伝の独自の武術を身につけた文武両道の貴公子。武林では喬峯(蕭峯)と並び称されるほどの使い手であったが、父親と共に、王朝再興という一族代々の悲願に凝り固まっていた。
4人の話は錯綜し、最初は独立して展開される。しかし、やがて出会い、段誉、蕭峯(喬峯)、虚竹の3人は意気投合し義兄弟の契りを交わすこととなる。一方、慕容復は一族の悲願である王朝の復興に執着して、悪事を積み重ねていく。そんな彼らを操っていたのは過去に秘められた謎であり、一つの出来事によって結びついていくのであった。
* ただし、テレビドラマでは義兄弟の契りを交わす前三者に焦点があてられ、慕容復は主役から外されている。
あらすじ
時は11世紀末、中国を統一した宋は、契丹人の建てた北方の遼や党項(タングート)人の建てた西北の西夏によって、常に国境を脅かされていた。学問を好み、争いごとを好まない雲南大理の王子段誉は、段家家伝の武術の修得をかたくなに拒んで家出していた。しかし、江湖のいざこざに巻き込まれ、様々な事件や人物と関わっているうち、偶然にも逍遥派の絶技を身につけ、習得を嫌がった家伝の「六脈神剣」までも習得してしまう。
同じ頃、義侠を尊ぶ物乞い集団丐幇は江湖最大の勢力で、その幇主喬峯(後に蕭峯と改める)は、義を重視し腕も立つため丐幇の人々から信頼されていた。しかし、自らも知らされなかったが実は契丹人であった。突如大規模な陰謀と共にその出生の秘密が明かされたことで全てを失うこととなる。
菜園に捨てられた孤児だった少林寺の僧虚竹は、いまだ修行中の坊主。ある時、使いに出されて初めて寺の外に出るが、ひょんな事から心ならずも逍遥派の掌門に指名されてしまい、更にある少女を救ったことから、僧侶として歩むはずだった人生が大きく狂い始める。
宋朝より遡ること数百年前に滅んだ大燕国の末裔たる慕容復は、家伝の独自の武術を身につけた文武両道の貴公子。武林では喬峯(蕭峯)と並び称されるほどの使い手であったが、父親と共に、王朝再興という一族代々の悲願に凝り固まっていた。
4人の話は錯綜し、最初は独立して展開される。しかし、やがて出会い、段誉、蕭峯(喬峯)、虚竹の3人は意気投合し義兄弟の契りを交わすこととなる。一方、慕容復は一族の悲願である王朝の復興に執着して、悪事を積み重ねていく。そんな彼らを操っていたのは過去に秘められた謎であり、一つの出来事によって結びついていくのであった。
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