古龍

古龍(く るん)は台湾の小説家。出身は香港だが後に台湾に移住。出生については諸説あるが、1985年9月21日に40台後半という若くして亡くなっている。

私生活も武功小説の世界に出てくる人物のような生活を送っていたとされ、酒、女、金と何かとトラブルも多かった。

金庸・梁羽生とは明らかに異なる作風で、その多くは歴史的背景は無視され、登場人物も架空の人物がほとんどである。その制約のなさゆえに、彼の作品に登場するのは独特で魅力的な人物が多く、それが彼の作品の面白さを一層引き立たせている。

古龍名義の小説は160ほどあるとされるが、本当に彼が手がけたのは60あまりだと言われている。小李飛刀シリーズ、陸小鳳シリーズや楚留香シリーズなど、多くのシリーズが存在するのもその特徴である。

主な作品
  • 多情剣客無情剣 - 小李飛刀シリーズの開幕作
  • 辺城浪子(へんじょうろうし)-  多情剣客無情剣の続編
  • 陸小鳳伝奇(りくしょうほうでんき) - 陸小鳳シリーズ
  • 天涯明月刀(てんがいえいげっとう/マジック・ブレード)
  • 楚留香 蝙蝠伝奇(そりゅうこう こうもりでんき) - 楚留香シリーズ